おしなべて花の盛りになりにけり・・・
西行の歌に「おしなべて花の盛りなりにけり 山のはごとにかかる白雲」というのがありましたが、長崎市でも周りの小高い山々を見上げると、あちらこちらに白く色づいた木々が見られるようになってきました。よく見ると、薄桃色で桜らしいことが分かります。
その昔、桜の霊「木乃花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)」が富士山からまいた種が全国に拡がったと言われる桜ですが、日本の桜の約8割は「ソメイヨシノ」で、その開花予想は長崎では今月19日頃ということです。今咲いているのは、野生桜の代表、山桜(ヤマザクラ)なのでしょうか?山桜は同じ場所や同じ種類でも咲く時期が多少違うそうで、今からしばらくは郊外などに出かけた時、山の端を見るのは楽しみです。
今日の昼、3月3日の長崎新聞で紹介されていた長崎市鳴滝町の七面山妙光寺に立ち寄ってみました。お寺の周りの満開の桜「啓翁桜」をしばし堪能させていただきました。「啓翁桜」は太い幹がなく、形のよい枝が何本もまとまって1つの株を形成しているのが特徴だそうですが、桜のさわやかな香りとともに、新鮮な山の空気が私の心を和ませてくれました。
仕事がら毎年3月の花見シーズンは賃貸関係のスタッフは超多忙で、みんな揃って花見には行けません。でも有難いもので地方では、街の中のすぐ近く、学校の運動場やお寺の境内、川沿いの道、国道端、公園など、さまざまなところで桜の花に出会えます。仕事の途中にも、ほんのひと時の花見気分を楽しむことができます。日本人にとって、桜は花の中でも特別の存在ですね。そして、「敷島の大和心を人問わば 朝日に匂う山桜花」、やさしく美しく潔い・・・大和男の理想です。


