長崎市の賃貸事情 1
前回も述べましたが、不動産会社の多くにとっては春は大忙しの時期です。入学、就職、転勤などが近づき興味ある方も多いと思いますので、今回は「長崎市の賃貸事情」について少しお伝えしたいと思います。一度ではちょっと長くなりすぎると思うので、2~3回くらいに分けてお話したいと思います。
長崎にまだ来られたことがないという方の方もいらっしゃるでしょうから、まず今回は「地形と交通」のことをお話したいと思います。初めて長崎を訪れた人が長崎駅に夜到着し、外を眺めた途端「なんと長崎は高層ビルばかりなんだ!!」と言ったとか、ホントかウソかわからない笑い話があるくらい傾斜地の多い街(念のため解説しますと、段々の傾斜地に建つ住宅の明かりを高層ビルの窓明かりと勘違いしたという話なのですが・・・)である長崎の山手は、車が横付けできなかったり駐車できない土地が多いのですが、港の方から見上げると山に張り付くようように家が建っているように見えます。長崎市の約7割の人が斜面に住んでいるとも言われています。
「どんぶり鉢」と形容される地形は、廻りを山(小高い丘)で囲まれ、坂・階段がとても多く、山手に向かってくねくね曲がった道は、途中で道が狭くなった高台でも結構路線バスが通っていたりします。そして、旧市内の平地部分を南北に伸びた幹線(国道と県道)には今も路面電車が走っています。これは一番人気の市民の足で、どこまで乗っても距離に関係なく乗車賃は1回100円です。ちなみに長崎には地下鉄がありませんので、不動産広告の「交通」欄で殆ど「駅名」の表示は出てこず、「電停」とはこの路面電車の電停のことになります。広告で“電停から5分以内”の表示と言うと、長崎に育った人にとっては極上の立地とも言え、とても多い“ご要望のひとつ”でもあります。
地図の上で隣や裏表に位置していても、車が入ったり入れなかったりする現地の状況で不動産価値が大きく異なったりするのが長崎です。私たちでも、地図では見当がつかないことが多いです。不動産の購入や賃借を検討する場合は、自分の足でその交通や利便性・環境などを何度も確認する必要があります。でも、これは“不動産のいろは”であり全国共通のことですが、特に注意が必要という意味です。
風光明媚で情緒があり、新鮮な野菜や魚が安く食べれて、歴史と人情にあふれた町、長崎は住みやすく人に優しい街です。次回は、長崎市の賃貸の賃料相場などについて述べたいと思います。




